医療教育情報センター

No4 専門医の広告規制緩和

   医療機関は内科、外科などの診療科を設けていると、一般社会に広告する事が出来る。しかし、医療法はこれらの診療科名を勝手につくって広告してはならないと規定している。従って、乳癌治療の専門家であるからと言って、医療機関が乳癌科を設置していると勝手に広告すると、法律違反となる。
 日本では、大学医学部を卒業し、医師国家試験に合格して医師免許を取得すれば、どの診療科を標榜しても法律違反ではなく、政府も、医師集団である日本医師会も医学会もそれでよしとしてきた。
 各学会が研修施設・指導者などの研修体制、研修期間などの条件を充たせば、試験を課し、それに合格すれば専門医と認定している。これらの専門医資格について、各学会間に共通する総合的な基本的条件も概ね合意されてきた。そこで、医療法が改正されて、一定の条件を満足すれば各学会認定の専門医であることを広告できるように緩和された。アメリカでは1930年代初頭に、既に内科、眼科、病理科などの専門医制度を発足させているので、半世紀以上の遅れがある。これからは各学会は専門医の質の充実を自己規制していいかねばならない。(IS)

(No004;2003/09/05)


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