医療教育情報センター

No5 風疹の予防接種

 風疹(3日はしか)の予防接種のしかたが1995年の予防接種法の改正で変更されたために、これから妊娠する可能性のある女性の風疹の抗体保有者率が低いことが問題となっている。以前は女子中学生が予防接種を受けていたが、現在は生後12〜90カ月未満の男女児になり、その結果対象者の約40%しか風疹予防接種を受けていない。抗体のない女性が妊娠初期に風疹に感染すると、先天性風疹症候群とよばれる白内障、先天性心疾患、難聴、脳炎、肝炎などの児を出産する危険性が高い。ある報告では、妊娠1カ月では50%以上、2カ月では35%、3カ月で18%、4カ月で8%といわれている。国は、15年9月30日までの特別な措置として、15歳11カ月〜24歳4カ月の人に公費で予防接種を実施している。10月以降は、希望者は自費で接種を受けることになる。
 風疹に限らず予防接種は、義務規定から国民自らの意志による努力規定に変更されたが、特定の感染症に対する予防接種の有効性と重要性は変わっていない。(RT)

(No005;2003/09/26)


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