医療教育情報センター

No164 2010年の1年間のレセプトに見る各傷病の出現率

 健康保険組合に加入する0〜65歳の男女98万人弱の2010年1〜12月の医科レセプトに見る各傷病の50位までの出現率を見ると、男女ともに第1位は、アレルギー性鼻炎である。
 急性気管支炎、急性上気道感染症、感染症と推定される下痢および胃腸炎、急性咽頭炎、急性喉頭咽頭炎、急性鼻咽頭炎、急性副鼻腔炎、気管支炎、急性扁桃炎、などが男性の2位〜10位、女性の2位〜26位に入っている。
 乱視が男性5位、女性2位で、近視が男性21位、女性17位である。  本態性高血圧は男性17位、女性22位で、高脂血症は男性19位、女性23位で、純粋高コレステロール血症は男性32位、女性36位で、糖尿病は男性25位、女性35位で、高尿酸血症は男性のみ31位である。 不眠症は男性29位、女性31位で、うつ病エピソードは男性のみで38位に入っている。
 女性特有の疾患では、子宮頚部のびらんおよび外反が20位、原発性卵巣機能不全が27位、急性膣炎が 29位、子宮平滑筋腫が39位、鉄欠乏性貧血が30位、切迫流産が43位を占めている。
 男性特有の疾患では前立腺肥大が47位に入っている。 アレルギー性疾患は第1位の鼻炎の他は、急性アトピー性結膜炎が男性10位、女性8位で、アトピー性皮膚炎が男性23位、女性28位に入っている。
 皮膚疾患では、皮膚炎が男性7位、女性5位で、皮膚乾燥症は男性28位、女性21位で、尋常性ざ瘡(アクネ)が男性36位、女性34位で、じんま疹が男性41位、女性42位で、ナプキン(おむつ)皮膚炎が男性46位,女性49位で、いぼが男性のみ44位に入っている。
 胃疾患は胃炎が男性11位、女性12位で、慢性胃炎は男性16位、女性18位で、急性胃炎は男女性共24位で、胃潰瘍は男性20位、女性24位で、食道炎を伴う胃食道逆流症は男性27位、女性33位で、悪心及び嘔吐は男性30位、女性32位を占めている。
 その他喘息が男性4位、女性5位で、下背部痛は男性12位、女性14位で、慢性副鼻腔炎、結膜炎、中耳炎、耳垢栓塞、頭痛、脊椎症、調節の障害、新生児黄疸、体液量減少、便秘などは男女性共、骨粗しょう症、膝関節症などは女性のみ、多発性ニューロパチー、肝疾患、狭心症などは男性のみが、50位以内に入っている。(SS


特定高齢者 傷病 出現率 性差 50位以内
(No164n;2011/07/29)


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