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私の勝手な健康法 −これは健康法と言えるのか?
No201n (2013/05/17)
[私の病気歴] 79歳、男性 
 42歳時、病理解剖中に指を切り急性ウイルス性(B型)肝炎(当時B型肝炎ウイルスは見つかっていない)、56歳時、一過性脳虚血発作(Transient Ischemic Attack)(動脈攣縮によるdynamic TIAと診断された)、72歳時、心筋梗塞で冠動脈バイパス手術、77歳時、白内障・水晶体脱臼で左眼人工レンズ装着手術。タバコ吸わない。お酒殆ど飲まない。麻雀・ゴルフ・カラオケ嫌い。日本では変人と言われそう。  
 やらねばならぬと心理的に強制されるような“健康法”は全くやっていない。例えば、朝5時に起きて必ず1時間散歩をするとか、ビーフステーキを食べないとか、ということはしていない。その点に関して怠け者である。アメリカでは、健康のためにジョギングを推奨していた人がジョギング中に急死したことがある。
 健康食品やサプりメントに無関心で、全く買ったことがない。蛋白質も脂質も摂取しなければ、脳を含めて体の活性は下がる。細胞は入れ替わっている。その細胞の膜にはコレステロールが含まれている。消化吸収を自分の臓器、組織、細胞にさせるようにしないと、内臓や細胞は怠け者になる。消化管の細胞はどんな物質が入ってきたかを感知し、それを消化するための酵素や生理活性物質をバランスよく適量産生し分泌する。自然食を食べてそれをさせないと細胞の活性は堕ちるのではないか。運動をしないと筋肉は委縮するのと同じことだ。これを無為萎縮という。脳の神経細胞も同様である。糖は脳のエネルギー源である。
 日常の生活のなかで、なるべく肉体と脳の活動をするようにしている。朝起きたら先ず雨戸を開けて日光を浴び、夜になったら暗くしてよく眠る。人間は明るいときに働き、暗いときに寝て休息するように出来ている。朝が来たことを脳に知らせれば、自律神経は昼型に切り替わる。眠れば自律神経は夜型に変わる。“自律”神経とは人間の意志とは関係なく、ときに応じてバランスよく自ら活動するという意味である。それには体の奥にある深部知覚からの情報や心の感情などに対応して自律神経を介して血管や内臓に命令が伝達される。体の表面にある痛覚、触覚、圧覚、味覚、嗅覚などと違って深部知覚はその人間が気づかないことが多い。
 なるべくエレベーターを使わず、階段を歩く。教科書を読んで知識を覚えるいわゆるお勉強をするのではなく、日常のことに頭を使う。例えば総選挙ではどの人が日本のためになるのか、何で日本は平和な国なのか、風景や花は何でこんなに美しいのか、この音楽に何で心が惹かれるのか、大震災にあったのに何で東北の人は強いのか、等など。起きているときはなるべく脳をつかう。テレビドラマを見ていても、筋だけを追うのではなく、自分だったらどうしよう、などと考える。脳の活性化とは知識の記憶・お勉強を意味しているのではない。他人の役に立ちたいと行動し、自分の人生の意味を考えることも脳の働きである。おじさんギャグを連発する人も脳を使っているのだ。
  睡眠約7時間。1日3食。和食が主。暗くなったら寝て、明るくなったら起きて活動する。活動は肉体だけではなく、脳も体の一部であることを忘れずに。(IS) 
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