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サクセスフル・エイジング(Successful aging)
No207n (2013/09/20)
 人は昔からできるだけ長く生きることを望み、不老不死を求めてきたが、生活環境の改善、医学・医療の進歩により、今日では多くの人が長生きする時代となった。 寿命の伸長は、多くの人が長きにわたって老い続けることになったことを意味し、いかに老い続けるかが関心事になってきた。老化や死に対する人々の観念は、不老・不死から不老長寿を経てサクセスフル・エイジングに到達したと考えられている。
 サクセスフル・エイジングという発想は、人間は年をとること、老いること、そして死ぬことを前提にしている。サクセスフル・エイジングとは年齢による喪失の衝撃を最小限に食い止めながら、肯定的な分野拡大の方法を見出し、人生に納得し満足して過ごしているプロセスとして、加齢変化に上手く適応するためにいかに自己を調整しているかということに焦点をあてる。
 老化過程を前向きに捉える考えとして1950年以降、米国においてサクセスフル・エイジングの研究は進んでいて、Rowe & Kahn(1997)は1)病気や病気に関連する障害の発生の可能性が少ないこと、2)高い水準での身体的・認知的機能があること、3)社会活動や生産的活動に関わること(プロダクティブ・エイイジング)を挙げている。
 長命は必ずしも長寿を意味しなくなり、誰もが安心して老いを迎え、長生きすることを真に祝福することができる社会こそが正しい意味での大衆長寿社会といえる。
SF
   不老長寿 | サクセスフル・エイジング | プロダクティブ・エイジング | 大衆長寿社会
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