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地中海料理は糖尿病予防に効果あり
No214n (2014/02/07)
 地中海料理と言えば、オリーブ油、ナッツ、野菜、果物をふんだんに使うのが特徴とされている。ギリシャ、イタリア、スペイン、ポルトガルなどのヨーロッパと北アフリカ諸国の地中海沿岸の料理である。以前からこの地中海料理は健康に良いと言われていたが、英国の有名な医学誌(Brit J Med.2008年)に地中海料理が心臓病、がん、アルツハイマー病、パーキンソン病などの発症を減少させるという研究が発表されて注目された。 今回、オリーブ油をたっぷり加えた食事を4年以上持続して摂取すると、2型糖尿病(成人に多い肥満型)の発症リスクが約4割減少するという研究結果がアメリカ内科学雑誌(Ann Intern Med 2014年1月)に発表されたので紹介する。
 この研究はスペインのカルロス3世保健研究所のJordi Salas‐Salvadoらが2003年10月から2010年12月まで、55−80歳の男性と60−80歳の女性3541人について行った。1日にオリーブ油50mlを追加した群1154人、1日に30gのナッツ(内訳はクルミ15g、アーモンド7.5g、ヘーゼルナッツ7.5g)を追加した群1240人、低脂肪食をとることのみをアドバイスした群1147人を対照とした。運動については特に指示せず、減量を目指す介入も行わなかった。追跡期間の平均は4.1年、その間の脱落者は、オリーブ油群4.1%、ナッツ群6.9%、対照群10.5%だった。試験期間中の体重、腹囲、身体活動量の変化は、どのグループでも小さく、3群間に差はなかった。
 結果は以下の通りであった。2型糖尿病の新規発症者は、オリーブ油群80人(6.9%)、ナッツ群92人(7.4%)、対照群101人(8.8%)で、1000人/年当りの罹患率はそれぞれ16.0、18.7、23.6 であった。以上より、本論文では地中海料理を継続して摂食すると摂取カロリー制限なしでも、糖尿病罹患のリスクが下がることが示されたと結論している。
NH
   糖尿病 | 糖尿病 | オリーブ油 | ナッツ | 低脂肪食
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