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バーンアウト(燃え尽き症候群)
No218n (2014/04/04)
 顧客にサービスを提供する職務に従事している人(看護師、教師、ヘルパーなど)が、突然、「燃え尽きたように」意欲を失い、休職、離職することが注目されるようになり、このような状態に対して1974年にフロイデンバーガー(Freudenberger)はバーンアウト(燃え尽き症候群)と呼ぶことを提唱した。この状態は「理想に燃えた使命感にあふれた人を襲う病である」(Price & Murphy 1984)とも言われている。
  Maslashらの研究によるとバーンアウトの症状は次のようなものとされている。 1)情緒的消耗感(emotional exhaustion):仕事を通じて情緒的に力を出し尽し、消耗してしまった状態、2)脱人格化(depersonalization):クライエントに対する無情で非人間的な対応、3)個人的達成感(personal accomplishment)の低下:個人的達成感とは「ヒューマンサービスの職務に関わる有能感、達成感」
 バーンアウトの5つのサインとして次のものが挙げられる。 1)集中力の欠如:ストレスが慢性化すると、視野が狭くなり、周囲に注意を払うのが;難しくなる。2)罪悪感を持つ:ずっと働いているのに、仕事が片付かないため、次第に罪悪感を抱き始める。3)情緒不安定:燃え尽きると感情的にも疲弊し、個人的な達成感を感じられなくなり、離人症、疎外感、抑うつなどの症状もあらわれる。4)社会的孤立:人は燃え尽きると、ちゃんと働けないことを恥ずかしいと感じ、他者から距離を置き、社会参加を減らそうとする。5)飲酒量の増加:気分をよくするために食べ物や薬、アルコールを利用するのは、燃え尽きの予兆である。
 医療の現場でも、特に精神的ストレスが多いと考えられる緩和ケア病棟や救急室で働く看護師に注目した研究も行われている。
SF
   サービス顧客 | 情緒的消耗感 | 脱人格化 | 個人的達成感
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