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脆弱性骨折(Fragility fracture)
No232n (2015/01/09)
 老人施設に入所している高齢者が転倒して大腿骨頚部骨折を生ずることがあるが、自分では歩けなくて介助によりベッドから車椅子に移乗したときに、さほど外力がかかったとは考えられないのに骨折を生ずることもある。通常では骨折を生ずることはない程度の外力であっても、歩行ができなくなって長期臥床していると、骨が弱くなって骨折を生ずることがあるので、ベッドから車椅子への移乗の際には特に注意する必要がある。中には高齢者が歩行中に何かのはづみで大腿骨頚部の骨折が生じ、転倒したという報告もある。
 施設によっては骨粗鬆症の治療薬やビタミンDの投与が試みられているが、有用性を示すデータは無いようである。一方、骨粗鬆症の治療薬であるビフォスフオネートを長期間服用している患者で異常骨折が見られることがあるので注意は必要である。
 外傷以外にもがんの骨転移がある部位に生ずる骨折は病的骨折(Pathologic fracture)として区別され、またスポーツ選手など健康な若い人の正常な強度の骨には使い過ぎによる疲労骨折(Stress fractureまたはFatigue fracture)がみられることがある。
SF
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