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パーキンソン病の治療
No243n (2015/07/24)
 京都大学の山中教授のグループは、先に開発したIPS細胞を人の脳に移植する治療を開始するために大学倫理委員会に審査を要請したとの新聞報道があった。
 パーキンソン病は脳内のドーパミンを産生する細胞が脱落して神経症状を出す疾患であり、以前は症状としての不随意運動や筋硬縮を軽減させる目的で脳の一部を破壊する手術(定位脳手術)が行なわれ、l‐DOPAが治療薬として効果が認められて広く使用されてきたが、それには限界がある。以前にも治療法としてドーパミンを産生する細胞として頸部交感神経節あるいは副腎髄質の細胞や胎児脳から採取した細胞を脳内に移植する手術が試みられたが、成果は得られなかった。IPS細胞から脳内の細胞に近いドーパミン産生細胞ができれば効果に期待がもたれる。脳内への移植手術は定位脳手術により正確に目的とする脳の部位に細胞を入れることはできるので、移植した細胞がどれくらいの期間機能を保てるか或いは異常増殖することがないかが問題となる。
SF
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