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介護職員の医行為
No249n (2015/10/30)
 急病で入院して急性期の治療が終えると患者はなるべく早く退院するように勧められるが、高齢者はなお在宅でも介護が必要であり、老人介護施設に戻ったあともいろいろな処置の必要な人が多いので、要介護者に対して介護職員が行なう医行為が問題となる。医行為とは医師でなければ行ってはいけない行為で、絶対的医行為と相対的医行為に分けられ、前者は医師のみ行う事の出来る行為で、後者は医師の指示の下で看護師は行うことができるとされている。医療あるいは介護の現場で日常に行なわれている行為の中で、看護師に代って介護職員に求められる行為の範囲は拡大してきているようである。
 2005年の厚労省の通知で医行為に当らない行為として@体温測定、A血圧測定、Bパルスオキシメーターの装着、C軽い傷の処置、D軟膏塗り、E湿布貼り、F目薬さし、G薬を飲ませる、H座薬挿入、が示されている。また介護の現場ではこの他に喀痰吸引や経管栄養の管理、日常生活援助の中では体調異常の発見など医療的ケアを必要とする人が増えている。
 医療的ケアの拡充のために、2012年の介護福祉法の改正で介護福祉士に医行為の一部を行うことが義務付けられた。すでに介護に従事している者については認定特定行為業務従事者研修を修了すると決められた医行為が出来るようにするために各施設でも研修が行なわれている。しかし、気管切開からの喀痰吸引は看護師が行う医行為とされていて、夜間の看護師の当直がない特別養護老人ホームでは気管切開を受けている人は受け入れる事が出来ないことになるが、在宅で家族は気管切開からの喀痰吸引は認められている。
SF
   介護職医行為喀痰吸引 | 相対的医行為 | 認定特定行為業務従事者研修
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