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がん活性消滅療法について
No126r (2015/11/13)
 がんの治療は、手術、抗がん剤、放射線治療の三大療法が主体であるが、進行がんについては期待された治療効果を発揮できず、近藤誠医師が“放置療法”を提唱するまでに至っている。
 一方、前田華郎医師(元東京女子医科大学第2病院形成外科教授)が新に考案し、2001年から実践しているがん活性消滅療法(Cancer Energy Annihilation Therapy: CEAT)は、末期がんを含めた4500症例の治癒率が7割という驚異的な治療成績を示し注目されている(前田華郎『がん治療に苦痛と絶望はいらない』講談社2014)。
 CEATは、微小ながんも見逃さない「共鳴反応検査」を取り入れ、副作用や痛みのないマイクロ波(活用例は電子レンジ)を照射してがんを消滅させる療法である。近年の研究で、がん細胞は自ら増殖することに加え、他の正常な細胞をがん化するためのエネルギーを有していることがわかってきており、このエネルギーをがん活性(Cancer Energy)と呼んでいる。 CEATは、体内に存在するがん活性を発見し、副作用なく効果的にそれを消滅させることができる、現代西洋医学とはまったく異なるがん治療法だという。
 治療法の特徴は、照射により細胞の電子が強烈に振動して、分子の摩擦熱で温度が上がることにより、正常細胞もがん細胞も同時に発熱する。正常細胞は速やかに通常の温度まで冷やされるが、がん細胞は高温になりやすく冷めにくい性質があるため、がん細胞の死滅とがん活性の消滅を図ることができる。
 CEAT療法の根幹は、体外からがん活性の存在を検知し、その部位にマイクロ波を照射することである。検知には、病的な部位に指や棒などが振れると、その人の筋力が低下する現象を応用した、人差し指と親指がつくるリングを閉じる力を明確に弱らせるO―リングテスト(O-Ring Test)を用いている。
 いずれにしても、手技は職人芸を必要とすると考えられ、CEATを試行することは容易ではないが、前田医師に認定を受けた治療施設ができはじめている。本年は第一回がん活性消滅療法学会が開催された。治療実績はにわかに信じがたいが、副作用がないこととも相まって否定されるべきではない。今後の進展を見守りたいと考える。
TI

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