HOME 健康相談Q&A QA006セカンドオピニオン外来

第10回健康相談セミナー 質疑応答より

(平成26年03月29日)
question2. 病院の中に「セカンドオピニオン外来」という場所を見ますが、どういう科ですか?

                               
amswer2.  セカンドオピニオンとは現在かかっている医師とは別の医師の意見という意味である。例えば「肺がんと言われたけれど、本当にそうなのか」とか「手術を勧められたけれど、他に治療法はないのか」など、患者や家族が診断や治療について迷った時、主治医以外の別の医師の意見を求めることである。そのためには現在かかっている医師から、それまでの診療に関するデータを借りて、セカンドオピニオンを求める医師に情報を提供しなければならない。従って患者がセカンドオピニオンを求める場合は、現在かかっている医師に、はっきり申し出なければならない。これまでの日本では、「そのようなことをしたら、今、診て貰っている医師に失礼だ」という風習があったが、そのように考える必要はない。医療の世界も変化したのである。
 セカンドオピニオンは1980年代以降のアメリカの医療で始まった。保険会社が支払う医療費が余りにも高額になったので、保険会社は「複数の医師が必要と認めた検査や治療でない限り、医療費を支払わない」とした。しかしそのような制度にしてその後の10年間を見たが、医療費は減少しなかった。
 ところがセカンドオピニオンという概念は国民や社会から歓迎されて、医療の世界に定着した。現在、米国では重要な診療上の決定をするとき、医師の方から「セカンドオピニオンを求めますか?」と患者に尋ねるのが当たり前になっている。こうした新しい診療理念は、直ちにわが国にも入ってきた。インフォームドコンセントやがんの告知などと同じである。現在では殆どの大病院にセカンドオピニオン外来が設置されている。
 セカンドオピニオン外来の規則は以下の通りである。
@電話で予約する、A現在かかっている医師からの診療情報提供書、検査資料などを持参する、B診療はしない。あくまでも相談し、意見を聞くだけである、C時間は30分、長くて1時間、D結論は主治医にも伝える、E自費診療である。健康保険は使えない。
(NH)
No006q 2014/04/04