HOME シンポジウム&セミナー 第15回市民公開シンポジウム今中孝信講演要旨

第15回市民公開シンポジウム 医学・医療の過去・現在・未来 講演(2)要旨

講演(2)健康に老い 死に スピリチャルに生きる 今中孝信

今中孝信 □総合診療一筋に40年
総合診療は病気・臓器の側でなく、病人の側から全人的(身体/精神/社会)に診る。天理よろづ相談所病院において、1976年〜2000年まで総合診療と研修医教育に従事。

□2001年『健康に生き 健康に病み 健康に死ぬ』を出版(道友社)
生老病死に医療が優先する時代に、自らの価値観を中心に置く生き方を問う。
医療を目的とせず、手段として活用することを求める。

□健康に病むとは
病気を悪いものと決めつけず、身体からのメッセージ(警告)と捉える。自らの生き方(生活習慣)、心づかい、人間関係を見直すことにより根本治療につなげる。

□健康に老いるとは
老いを病気・障害と捉えず、老いを受け入れる。身体より社会とのつながりを重視し、残された能力を“ときめく生き方”に有効に生かす。

□健康に死ぬとは
人間は全人的に死ぬ。動物としての死は避けられないが、食べられなくなれば無理に食べさせなければ自然死を迎えられる。

□スピリチャルとは人間の「たましい」
死んでも、人間として生きてきた証である人格的存在である「たましい」は消えない。
前世から受け継いだものを、後世に引き渡すことにより永遠の「たましい」を得る。

□私の生い立ちとスピリチュアル
天理教の教会に生まれ育ち、信仰と医療の両面から「人だすけ」を目指して医師になった。
進行性胃がんを奇跡的に助けられたのを契機に天理教の教養科3か月を体験。
健康の三ツ輪が重なるところに位置するスピリチュアルに生きることを目指す。